労働条件や職場環境といった労働者と事業主のトラブル解決を支援する栃木労働局の「個別労働紛争相談」で、2023年度の相談件数は前年度比358件増の延べ5322件となり、過去10年間で最多となったことが19日までに、労働局のまとめで分かった。

 新型コロナウイルス禍で雇い止めが相次いだ20年度を上回った。内容別では「いじめ・嫌がらせ」が1459件で最も多く、全体の27・4%を占めた。労働局は労働問題に関する社会的関心の高まりが増加の背景にあるとみている。

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