徳川5代将軍・綱吉の朱印が押された1684(貞享元)年の領知朱印状

領知朱印状・目録や御朱印箱などを展示している会場

徳川5代将軍・綱吉の朱印が押された1684(貞享元)年の領知朱印状 領知朱印状・目録や御朱印箱などを展示している会場

 【大田原】黒羽藩主・大関家が厳重に保管し続けてきた最重要史料を一堂に展示する企画展が12月15日まで、前田の市黒羽芭蕉(ばしょう)の館で開かれている。歴代の江戸幕府将軍から1万8千石の領知(りょうち)高(生産高)を公認されてきたことを示す「領知朱印状」やその詳細を記した「領知目録」など約50点を展示。これらの史料を収納していた二つの「御朱印箱」も並ぶ。江戸時代を通して大名としての“お墨付き”を得てきた大関家の由緒や徳川家との緊密な関係性などをうかがい知れる内容だ。