本県に生息するツキノワグマの推定数(中央値)は2024年度961頭に上ることが23日までに、県環境森林部の調査で分かった。19年度の前回調査時の1・6倍に増えた。県は「全国と同様の傾向」とみる。近年、全国ではクマによる人身被害が相次いでいる。被害の未然防止などを図るため、県は現在策定中の次期ツキノワグマ管理計画で、年度ごとの捕獲上限数を従来の90頭から145頭に引き上げる方針だ。