【茂木】町南端部にある高峯山(519メートル)。頂上付近には関東平野を一望できるスポットがあり、空気が澄むこの時季は眼前に絶景が広がる。28日早朝も、かすみがかかる関東平野の先に朝日に照らされた富士山を見ることができた。
高峯山にはかつて観測施設やパラグライダーの基地があり、現在はそこが見晴らし台となっている。ふもとの駐車スペースから登山道を1時間ほど登ると一気に視界が開ける。初心者でも本格的な登山気分を味わえる名山だ。
そんな高峯山で安全な登山をしてもらおうと、地元深沢地区の住民が年に2回、登山道整備の奉仕作業をしている。23日も15人が草刈りなどに汗を流し、参加した上野吉明(うえのよしあき)さん(70)は「天候や時間帯によってはスカイツリーも見られる。登山道は何カ所か急勾配もあるが、眺望は間違いない」と話していた。