煉瓦色に染まったメタセコイアと煉瓦窯

 野木町のシンボルである重要文化財の町煉瓦(れんが)窯(同町野木)は来年、建設から135年を迎える。大量生産を可能にしたホフマン式輪窯の中で、国内で唯一原形をとどめる。数々の地震に耐え抜いた姿に関係者からは「奇跡的」との声が上がる。日本の近代化を支えた産業遺産の歴史を改めて調べてみた。