延長1分、白鴎大女子の佐藤(右)がシュートを放つ=代々木第二体育館、森田大地撮影

優勝した白鴎大女子

延長1分、白鴎大女子の佐藤(右)がシュートを放つ=代々木第二体育館、森田大地撮影 優勝した白鴎大女子

 バスケットボールの第76回全日本大学選手権大会第10日は8日、東京都の代々木第二体育館で女子の決勝などが行われ、白鴎大(関東1位)は東京医療保健大(同2位)に延長戦の末111-103で競り勝ち、2年連続3度目の優勝を飾った。白鴎大は関東選手権、関東リーグ1部と合わせ、2年連続大学3冠を達成した。

 白鴎大は第3Q終了時で41-58とリードされたが、第4Qにオコンクウォ・スーザン・アマカらの得点で猛追。佐藤多伽子(さとうたかこ)(佐野市出身)らの3点シュートで追い付いて延長戦に突入した。5分間の延長戦は4度目に佐々木凜(ささきりん)らの得点で勝負を決めた。

 最優秀選手賞は佐藤が選ばれ、最優秀監督賞は佐藤智信(さとうとしのぶ)監督が受賞した。

 男子の白鴎大(関東2位)は準々決勝で専大(同6位)に70-59で競り勝ち、6年連続の準決勝進出を決めた。

■窮地で光った4年生の意地

 最後まで諦めない気持ちが奇跡の逆転劇を呼んだ。