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 新年の玄関などに飾るしめ飾り作りが、栃木県内で最盛期を迎えている。

 本県に四つの工場を構える「秀〆(ひでしめ)」(本社・長野県飯田市)は、全国のしめ飾りを手がける。海外生産も含め各地の風習に合わせた約千種計150万個を生産し、ホームセンターやスーパーなどに出荷している。

一つ一つ手作業で仕上げられるしめ飾り=10日午前11時15分、宇都宮市金田町
一つ一つ手作業で仕上げられるしめ飾り=10日午前11時15分、宇都宮市金田町

 宇都宮市金田町の上河内工場では10日、従業員ら25人が九州向け商品の仕上げ作業を行った。羽を広げた鶴がモチーフのしめ縄に、ダイダイやユズリハなどの縁起物を丁寧に取り付けていった。

一つ一つ手作業で仕上げられるしめ飾り=10日午前10時40分、宇都宮市金田町
一つ一つ手作業で仕上げられるしめ飾り=10日午前10時40分、宇都宮市金田町

 営業部富塚昭一(とみつかしょういち)課長(57)は「よい新年を迎えられるよう、一つ一つ丹精込めて作っている。今年は先勝の27日午前と友引の28日に飾り始めるのがお勧め」と話した。作業は25日ごろまで続く。

(磯真奈美)