【下野】プロ野球・横浜DeNAベイスターズの入江大生(いりえたいせい)投手(26)=日光市出身=と東北楽天ゴールデンイーグルスの弓削隼人(ゆげはやと)投手(30)=佐野市出身=が15日、祇園2丁目の「ドナルド・マクドナルド・ハウス(DMH) とちぎ」を初めて訪れ、利用家族らと交流した。
「DMH とちぎ」は自治医大とちぎ子ども医療センターに入院、通院する子どもや家族らの滞在施設。日本プロ野球選手会はDMHの財団を通して寄付などの支援協力をしている。今回は地域貢献活動の一環として、本県出身の2人が施設に足を運んだ。
施設内を見学した後、利用家族やボランティアらと懇談した入江投手は「利用者の方の声を聞いて今後も支援を考えていきたいと思った」と感想を話し、自身も子どもがいる弓削投手は「以前から関心を持っていた施設。プレーなどを通じ、いろいろな形で力になれれば」と、来季のさらなる活躍に意欲をにじませた。
子どもの治療のために施設を利用し、現在はハウスのスタッフとなった市内在住の内田光子(うちだみつこ)さん(39)は「実際にハウスへ来て興味を持ってもらえたことがうれしい」と2人の訪問に感謝していた。