新型コロナウイルスに関連した国の雇用調整助成金(雇調金)で、宇都宮市平松本町のリフォーム会社「KIND(カインド)」(小川孝一郎(おがわこういちろう)社長)が2020年2月ごろから約3年間に、計約9600万円の雇調金を不正受給していたことが17日までに、関係者への取材で分かった。栃木労働局が不正受給を認定し、違約金などを含め計約1億1500万円の返還を求めている。同社は取材に対し「意図的ではない」「手続きに従っていたつもりだった」としている。同労働局が認定した雇調金の不正受給額としては県内最高額とみられる。