栃木県庁

 栃木県保健福祉部は19日、県内全域のインフルエンザ患者数(9~15日)が今季初めて注意報レベルを超えたと発表した。県内76カ所の定点医療機関からの報告数は1医療機関当たり11・72人(前週5・61人)となり、注意報レベルの10・00人を上回った。

 県内の6保健所管内別に見ると、4保健所管内で注意報レベルを超えた。宇都宮が14・78人と最も多く、安足14・73人、県北13・07人、県南12・12人と続いた。県東は5・25人、県西は4・00人だった。

 新型コロナウイルス感染症拡大期は感染症対策の徹底に伴い、注意報レベルを超えなかった。しかし免疫獲得者が減ったとみられる前季は過去最速の10月に注意報レベルに達していた。今季はコロナ禍を除けば、例年並みの傾向という。

 同部は、手洗いや加湿などの予防対策を呼びかけている。