» 動画ページへ

 競輪で現役最多の通算909勝を誇る小山市出身の神山雄一郎(かみやまゆういちろう)(56)=作新学院高出=が24日、都内で記者会見を開き、現役引退を表明した。

引退を表明し、涙ながらにライバル選手への思いを語る神山=24日午後2時35分、東京都内、杉浦崇仁撮影
引退を表明し、涙ながらにライバル選手への思いを語る神山=24日午後2時35分、東京都内、杉浦崇仁撮影

 1988年にデビューし、翌89年には最上位のS級1班に昇級。オールスターや競輪祭、寛仁親王牌など史上最多のGⅠ16勝を挙げ、生涯獲得賞金29億3830万1609円も歴代最多。しかし今年は6月の函館競輪で失格もあり、来年1月からA級陥落が決定。「失格が一つの引き金だった」と決断の理由を明かした。23日に行われた取手競輪のレースが現役ラストランとなった。

 神山は今後について「まずは家族との時間をゆっくり過ごしたい」と語った。

   ◆     ◆

 GⅠ歴代最多16勝、生涯獲得賞金29億円超えなど数々の大記録を打ち立てた競輪界の「レジェンド」がバンクを去る。小山市出身の神山雄一郎(かみやまゆういちろう)(56)が24日、都内で現役引退を表明した。キャリアを通し、常に第一線で走り続けた功績を県内関係者もたたえた。