巳年の大絵馬を制作し、奉納した佐野東高の美術部員たち

 【佐野】佐野東高の美術部が30日、来年のえと「巳(み)」の大絵馬(縦90センチ、横180センチ)を浅沼町の浅沼八幡宮(はちまんぐう)に奉納した。

 5回目となる今回は同部の1、2年生8人が制作に当たった。山や湖などを背景に2匹の白蛇が金色の宝珠を抱く構図は、神々しい雰囲気を醸し出し、来年への希望を感じさせる。

 2年勝又桃花(かつまたももか)部長(16)は「巳年は新たなことに向き合う年と聞いたので、何事にも挑戦していく気持ちを込めた」などと話し、笑顔を見せた。

 この日は氏子総代らが同部員らを招き、同八幡宮で完成披露会を開いた。上岡博(かみおかひろし)氏子総代代表は「今回も素晴らしい作品を制作していただき、本当にありがたい」と感謝の言葉を述べた。巳の大絵馬は境内に来年いっぱい飾られる。