第98回全日本男子ホッケー選手権最終日は30日、東京都品川区の大井ホッケー競技場で行われ、決勝はリーベ栃木が2-2からサッカーのPK戦に当たるシュートアウト(SO)戦を4-2で制し、岐阜朝日クラブを下して2年ぶり2度目の優勝を果たした。全日本社会人選手権とサムライリーグとの年間3冠でシーズンを締めくくった。

2年ぶり2度目の優勝を決め、歓喜に沸くリーベ栃木の選手たち=30日午後、東京・大井ホッケー競技場
2年ぶり2度目の優勝を決め、歓喜に沸くリーベ栃木の選手たち=30日午後、東京・大井ホッケー競技場

 1点を追う第3クオーター(Q)開始直後にFW加藤凌聖(かとうりょうせい)が同点ゴール。第4Qも開始1分半でMF村田和麻(むらたかずま)が勝ち越し点を挙げた。SO戦はGK森田陽介(もりたようすけ)が2人をセーブした一方、4人目まで全て成功して決着した。

 3冠は22年に日本リーグ(現サムライリーグ)、全日本選手権、国体(現国スポ)を制して以来。MF星卓(ほしすぐる)主将は「我慢しながら戦い抜いた結果」、福田敏昭(ふくだとしあき)監督は「前回の3冠よりもうれしい」と喜んだ。

創設10年目の節目、締めくくる