宇都宮市のトイレカー(市提供)

 2024年元日の能登半島地震を踏まえ、県は3日までに、水洗のトイレカーを25年度に導入する方針を決めた。能登半島地震では不潔なトイレに行くのを我慢する例が多発したとされ、県は清潔で障害者や高齢者に配慮したスペースのあるトイレカーを準備し、有事に備える。県内では市町の配備が一部にとどまっており、県は防災イベントでも活用して有効性を広め、普及につなげる考えだ。