後半22分、突進する国学栃木のCTB根岸(中央)=大阪府東大阪市の花園ラグビー場、広瀬華撮影

後半17分、国学栃木のフランカー下境(中央下)がトライを決める=大阪府東大阪市の花園ラグビー場、広瀬華撮影

後半22分、突進する国学栃木のCTB根岸(中央)=大阪府東大阪市の花園ラグビー場、広瀬華撮影 後半17分、国学栃木のフランカー下境(中央下)がトライを決める=大阪府東大阪市の花園ラグビー場、広瀬華撮影

 第104回全国高校ラグビー大会第5日は3日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で準々決勝4試合が行われ、Bシードの国学院栃木は12-0でAシード石見智翠館(いわみちすいかん)(島根)に今大会初の完封で勝利し、3大会ぶり2度目の4強入りを決めた。

 国学院栃木は前半4分に先制トライを挙げ、後半17分にもセットプレーを起点にトライを奪って追加点。守りでも力強いタックルで隙をつくらず、最後まで主導権を譲らなかった。

 このほかAシード同士の争いとなった桐蔭学園(神奈川)が大阪桐蔭(大阪第1)に26-14で逆転勝ち。大分東明は常翔学園(大阪第3)に敗れ、初の4強入りを逃した。

 準決勝は5日に行われ、再抽選により国学院栃木-桐蔭学園、東海大大阪仰星(大阪第2)-常翔学園に決まった。

強化したキックで圧力

 強豪ひしめく準々決勝で、それもAシードを完封で破る結果に花園がどよめいた。