第2セット、フェイントする足大付の立木(左奥)=東京体育館、森田大地撮影

 バレーボールの第77回全日本高校選手権(春高バレー)第2日は6日、東京体育館で男女の2回戦32試合が行われ、男子の足利大付(6年連続44度目)は近江(滋賀、22年連続40度目)に0-2でストレート負け。女子の国学院栃木(2年連続38度目)も東九州龍谷(大分、25年連続40度目)に0-2で敗れた。

 足利大付は打点の高いスパイクに苦しみ、第1セットは16-23から高岩遥介(たかいわようすけ)の速攻などで4連続得点したが、20-25で失った。第2セットは一時7-3とリードしたが、そこから6連続失点。終盤の追い上げも及ばず、22-25で競り負けた。

二枚看板で挑んだ大舞台

 昨年を上回る8強入りを目指した足利大付の「春高」は2回戦で幕を閉じた。得意のコンビバレーを十分に発揮できず、新井房巳(あらいふさみ)監督は「決めなきゃ、勝たなきゃと攻め急いでいた」と焦りを敗因に挙げた。