宇都宮地裁

 日光市長畑のゴルフ場跡地で2022年1月、切断された男性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄などの罪に問われた東京都足立区、会社役員の男(65)の判決公判が9日、宇都宮地裁で開かれた。古玉正紀(こだままさのり)裁判長は、死体遺棄と死体損壊罪について無罪主張した弁護側の訴えを退け、「報酬目的に死者の尊厳を冒涜(ぼうとく)し、悪質性が際立つ」として懲役3年6月(求刑懲役4年)を言い渡した。弁護側は控訴する方針。