雪道で行われた実技研修

座学を受ける参加者たち

雪道で行われた実技研修 座学を受ける参加者たち

 【那須】本格的な降雪シーズンを前に、県バス協会は7、8の両日、湯本地区で山岳道路雪道走行研修会を開き、加盟社のバス運転手計約50人が雪道での運転方法などを確認した。

 2023年から毎年実施している。研修では那須自動車学校(那須塩原市二区町)の教官が講師を務め、座学と実技で指導。実技は昨年閉場した大島のスキー場「マウントジーンズ那須」と福島県西郷村を結ぶ県道で実施し、雪道での急ブレーキや坂道発進などを体験した。

 参加した東武バス日光の鈴木敬人(すずきたかひと)さん(25)は「今日の学びを念頭に、路面状況に適した運転を心がけたい」。同協会の小矢島応行(こやじままさゆき)専務理事(64)は「運転操作の未熟さが事故につながる場合も多い。技術のさらなる習得を目指してほしい」と話した。