太宰治(だざいおさむ)の小説「津軽」は、自身の故郷を訪ね歩いた紀行文である。冒頭の一文が唐突だ。「津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざらめ雪 こほり雪」。何の説明もない。代わりに引用元として「東奥年鑑より」との記載がある
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