栃木県内唯一の国重要伝統的建造物群保存地区に選定されている栃木市嘉右衛門(かうえもん)町。歴史ある街並みの中に「ヤマサみそ」と書かれた一本の煙突がそびえ立っている。かつて全国一の生産額を誇った「ヤマサみそ(旧益子味噌(ますこみそ))」の工場跡地の遺構だ。街の盛衰を見つめてきたシンボルを調べてみた。
「子どもの頃は毎日あの先から黒煙や白い蒸気がモクモクと上がっていたんだ」。地元まちづくり団体の理事長を務める杉戸洋(すぎとひろし)さん(83)が煙突を見上げて往時を懐かしむ。
残り:約 614文字/全文:862文字
この記事は「下野新聞デジタル」のスタンダードプラン会員・愛読者(併読)プラン会員・フル(単独)プラン会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く