栃木県は16日、宇都宮市保健所と安足健康福祉センター管内で伝染性紅斑(リンゴ病)の6~12日の感染者数が増加し、県全体の患者数が警報レベルに達したと発表した。警報レベルは3週間ぶり。
警報レベルの基準は1定点医療機関当たり2・00人。県によると、2025年第2週(6~12日)の感染者数が宇都宮で1定点医療機関当たり平均3・64人、安足は3・00人となり、県全体で2・04人となった。県南は1・82人、県西1・40人、県東0・75人、県北0・70人。
県全体では24年第51週(12月16~22日)に2・25人となった後、第52週は1・88人に。年末年始で休診が目立った25年第1週は0・42人で警報レベルの終息基準(1・00人)を下回ったが、再び増加に転じた。
県は手洗いなどの感染対策に加え、妊婦に風邪症状のある人との接触を避けるよう呼びかけている。