客車内をイチゴ仕様に装飾する職員ととちまるくん

 【真岡】日本一の産地である芳賀地区のイチゴをPRしようと「いい芳賀いちご夢街道協議会」は18日から5月中旬ごろまでの毎週末、真岡鉄道のSLをイチゴ仕様に装飾した「いちごSL」を運行する。事務局の県芳賀農業振興事務所の職員が16日、客車内の飾り付け作業に当たった。

 県や芳賀郡市1市4町、JAはが野などで組織する同協議会が、日本一の産地である芳賀地区のイチゴの認知度向上と誘客を目的に、2009年度から実施している。

 県のマスコットキャラクター「とちまるくん」が見守る中、職員は紙でイチゴを形作った縦約30センチ、横約25センチの「イチゴ玉」を網棚にくくり付けたり、イチゴを模したリースを窓際に設置したりして、客車3両をイチゴ仕様に彩った。同協議会イメージキャラクター「おとちゃん」のヘッドマーク掲出も予定している。

 同事務所企画振興課の矢野裕聖(やのゆうせい)さん(26)は「いちごSLをきっかけに芳賀地区へ足を運んでいただき、イチゴを味わってほしい」と話している。期間中は、土日に運行するSLがいちごSLをけん引する。(問)同鉄道0285・84・2911。