スマートラウンジのサイトの一部

 栃木銀行(仲田裕之(なかだひろゆき)頭取)は16日までに、仮想現実(VR)を活用し、店舗のようなデジタル空間でお金に関する情報提供や相談を受け付けるウェブサイト「とちぎんスマートラウンジ」を開設した。デジタルサービスを強化し、若い世代の利用を促す。

 サイトは同行ホームページからパソコンやスマートフォンでアクセスでき、マウスやタッチの操作でラウンジ内を移動できる。行員のアバターなどをタップすると、年代ごとに資金が必要になる出来事をまとめた「ライフイベントマップ」や資産運用の成果を試算できる「マネープランシミュレーション」、お金の悩みを相談できる「ライフプラン相談窓口」などのコンテンツを見られる。

 個人のライフイベントに寄り添うことを目指し、コンテンツの内容は順次変更や追加を行う。オープンを記念し、31日までX(旧ツイッター)と連動したキャンペーンを実施している。抽選で20人にQUOカード500円分をプレゼントする。

 DX推進室の担当者は「大谷石をイメージした壁を取り入れるなど、内装にもこだわった。気軽に体験してほしい」と話している。