同僚の医師らと話し合う診療看護師の青木さん(中央)=2024年12月中旬、宇都宮市竹林町

 医師の働き方改革に伴い医師業務のタスクシフト(業務移管)が求められる中、栃木県内病院でも看護と医学の能力を併せ持つ「診療看護師」(NP)への期待が高まっている。県央地区の基幹病院である済生会宇都宮病院(宇都宮市竹林町)は2024年度、初めてNPを採用。配属先の働き方が効率化するなど一定の成果を挙げているという。一方で人材の争奪戦は激しく、思惑通りに採用が進まない病院もある。