同僚の医師らと話し合う診療看護師の青木さん(中央)=2024年12月中旬、宇都宮市竹林町

 チーム医療の推進に向けて診療看護師(NP)を初めて採用した済生会宇都宮病院。第1号となった青木瑞智子(あおきみちこ)さん(52)=宇都宮市在住=は「キュア(治療)とケア(看護)の視点を持つNPは、チーム医療のキーパーソンになるのが役割」と使命感をにじませる。NPの認知度向上につながる活動にも意欲を燃やす。

 2024年12月中旬。緊張感が漂う同院の集中治療室の一角に、入院患者の状態に関して医師と話し合う青木さんの姿があった。