福田富一(ふくだとみかず)知事は23日の定例記者会見で、救急患者の搬送先がすぐに見つからない「救急搬送困難事案」が6~12日の1週間に県内で計316件発生し、過去最多となったことを明らかにした。2週連続で最多を更新した。医療機関が休診する年末年始にインフルエンザが急拡大し、大規模病院がシステム改修で受け入れを制限したことも影響したという。インフル患者数が高止まりする中、県は救急車の適正利用と感染対策の徹底を訴えている。