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 宇都宮市野高谷(のごや)町の国道408号宇都宮高根沢バイパスの野高谷立体が完成し30日、供用開始された。供用前に行われた通り初め式で福田富一(ふくだとみかず)知事は、宇都宮工業高生が製作した乾電池式フォーミュラカーに乗車し、関係者の車両約40台を先導。交通の大動脈の開通を祝った。

通り初めを行う関係者の車両=30日午前11時35分、宇都宮市野高谷、ドローンから
通り初めを行う関係者の車両=30日午前11時35分、宇都宮市野高谷、ドローンから

 野高谷立体は同バイパスと県道宇都宮向田(むかだ)線が交わる野高谷ランプ交差点(旧野高谷町交差点)に建設された。工業団地が集積する鬼怒川左岸地域は慢性的な渋滞が課題で、同バイパスの4車線化と交差点部分の高架化を図った。総事業費は約51億円。

 県産業技術センターで行われた開通式には福田知事や佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長ら約100人が出席。福田知事は「野高谷立体の開通によって渋滞が解消される見込みで、地域の円滑な交通が確保され、さらなる地域産業の活性化が期待される」とあいさつした。