栃木銀行(仲田裕之(なかだひろゆき)頭取)は新年度、全従業員を対象にジャケットやスラックスなどの着用を認める「ビジネスカジュアル」を導入する。2月から試行期間として毎週金曜日を「ビジカジDay」とし、着用を促す。
従業員の自主性の醸成による組織活性化や、多様性の尊重などが目的。これまで同行では、男性はスーツとワイシャツ、女性は入行3年目まで制服を着用するなどの規定があった。
ビジネスカジュアルは本部や営業店など、全ての職場で導入する。ポロシャツなどの着用を認めるほか、女性の制服を廃止し、新年度は新入行員に支給しない。服装の色合いや柄などの決まりや見本を示すガイドラインを作成し、従業員に服装選びの参考にしてもらう。
人事部の担当者は「服装の選択肢を増やすことで、従業員の判断力やチャレンジ精神を育てることにつなげたい」と話している。