下野市下古山の若林公園の水道水から国の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム)を超える52ナノグラムの有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、市は4日、同市上古山の石橋北小敷地内に臨時給水所を開設した。
水の配布は午前9時ごろに始まった。市職員数人が給水タンクの蛇口から6リットル入る給水袋に水を入れ、集まった住民たちに手渡した。1時間ほどで約30世帯が訪れた。
2袋を受け取った同市下古山市、パート従業員女性(36)は「0歳の子どもを育てているので不安が強い。早く水質を改善し、原因を特定してほしい」と話した。