2月14日はバレンタインデー。日本では女性が男性にチョコレートを渡して愛を告白する日として広まったが、時代とともに変化してきた。友人に贈る「友チョコ」や男性が女性に贈る「逆チョコ」、性別や関係性を問わない場合もあるという。下野新聞社がアンケートを実施すると、多様な「チョコ事情」が見えてきた。

 アンケートはLINE公式アカウント「とちぽ」や「あなた発 とちぎ特命取材班」(あなとち)などを通じて1月17日〜31日に実施。1032人から回答を得た。

 ■告白よりも感謝

 今年、バレンタインチョコを「贈る」と答えた人は546人で、男性も40人いた。「贈らない」人は452人で、性別の内訳は男性265人、女性166人、無回答21人だった。「チョコレート以外のものを贈る」と答えたのは34人で、お酒や洋服を贈るとの回答があった。

 チョコを贈る理由を複数回答で尋ねると、最も多かったのは「感謝や励ましの気持ちを伝えたい」(328人)で、「毎年あげている」(246人)、「相手を喜ばせたい」(235人)と続いた。「好意や愛情を伝えたい」(103人)は全体の2割に満たなかったほか、消極的な理由を挙げた人は少なかった。愛の告白よりも、相手を思いやる気持ちや習慣が原動力になっているようだ。

 贈らない人の理由は