今秋のリニューアルオープンに向け改修中の栃木県子ども総合科学館(宇都宮市西川田町)で、同館のシンボルであるH2ロケットの実物大模型の改装が終わり、青色の模様に一新された姿を現した。

新デザインに再塗装されたH2ロケット模型=永嶌理絵撮影
高さ50メートルのロケットは1992年に設置され、オレンジ色が基調のデザインだった。改修に合わせ再塗装されることになり、新デザインは宇都宮市姿川第一小2年加藤音羽(かとうおとは)さん(8)の図案が採用された。青を基調に「TOCHIGI」の文字などがあしらわれた。

新デザインに再塗装されたH2ロケットの模型=14日午前11時40分、宇都宮市西川田町、ドローンから、磯真奈美撮影
昨年10月からロケットの周囲に足場が組まれ、手作業での塗装工事が行われた。今月初旬に足場が外され新しい姿を現した。

再塗装される前の模型(県提供)
工事に当たった同市内の塗装業「小花塗装」の鱒渕友寛(ますぶちともひろ)さん(35)は「工事中、地域の人が眺めてくれてうれしかった。この先も長く愛されてほしい」と話した。
(永嶌理絵)