矢板市は14日、2025年度当初予算案を発表した。一般会計は24年度当初比9・9%増の158億9200万円で過去最大となった。建設工事に着手する東小の施設整備事業による増加が主な要因。物価高騰など厳しい経済環境の中、健全財政を図りながら重点事業に配分した。就任後初めての予算編成となった森島武芳(もりしまたけよし)市長は記者会見で「消滅可能性自治体からの脱却を目指し、長期的視点に立って歳入の最大化、歳出の最適化をうまく組み合わせることに注力した」と力を込めた。