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 早春の訪れを告げるフクジュソウが栃木県大田原市湯津上の笠石(かさいし)神社で見頃を迎え、境内を彩っている。

笠石神社の境内を彩るフクジュソウ=17日午前11時45分、大田原市湯津上
笠石神社の境内を彩るフクジュソウ=17日午前11時45分、大田原市湯津上

 同神社は、日本三古碑の一つである国宝「那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)」を祭る。

 

 フクジュソウは社務所南側約100平方メートルに群生。伊藤克夫(いとうかつお)宮司(75)の祖母や母らが30年以上前に株分けしたという。今年は寒さと雨不足の影響で例年より10日遅く今月初旬に咲き始めた。現在5割ほどで、3月上旬まで楽しめる。

 

 17日の大田原は最高気温14・1度と3月下旬並みの陽気となった。早春の花巡りをしているという矢板市中、無職長谷川忠夫(はせがわただお)さん(74)は「鮮やかな黄色に心和む。これからの寒波に負けずに咲いてほしい」と話していた。

(文・写真 永嶌理絵)