取材に応じる福田名誉理事長(左)ら=14日午後、栃木市大平町川連

新型コロナ専用の病室で患者に対応するスタッフ=23年8月、栃木市大平町川連(病院提供)

新型コロナ専用の病室で患者に対応するスタッフ=23年8月、栃木市大平町川連(病院提供)

取材に応じる福田名誉理事長(左)ら=14日午後、栃木市大平町川連 新型コロナ専用の病室で患者に対応するスタッフ=23年8月、栃木市大平町川連(病院提供) 新型コロナ専用の病室で患者に対応するスタッフ=23年8月、栃木市大平町川連(病院提供)

 新型コロナウイルス陽性者の栃木県内初確認から、22日で5年となった。1例目の患者を受け入れた栃木市大平町川連の「とちぎメディカルセンター(TMC)しもつが」の医師と看護師が22日までに、下野新聞社の取材に応じ、当時の緊迫した院内の様子を語った。医療人としての使命感と未知のウイルスへの不安に揺れながら、初めての事例と向き合ったスタッフ。二次感染防止対策の徹底や早期の対応を基本姿勢として5年間走り続けてきた。

 「受け入れは可能ですか」。2020年2月22日、管轄の県南健康福祉センターから病院に打診があった。陽性となったのは60代女性。集団感染が発生したクルーズ船の下船客だった。