発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が下野市内の公園の水道水から国の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えて検出された問題で、市は25日、前回3日の検査に続いて若林公園と上古山農村公園の水道水で目標値を超える数値が検出され、このうち上古山農村公園は前回の数値を超えたと発表した。
発表したのは石橋第2配水区域内で10日に採水したサンプルの検査結果。水道水で目標値を超えたのは前回と同様2カ所で、若林公園の53ナノグラム(前回59ナノグラム)と上古山農村公園の60ナノグラム(同58ナノグラム)だった。若林公園の水道水が目標値を超えたのは1月20日、今月3日に続いて3回連続。
市は検査結果をホームページに掲載。引き続き臨時給水所の継続と浄水器購入の補助、水源の取水制限などを行っていくとしている。