栃木県警は3日、警部以上の幹部級ら計254人の異動を内示した。発令は14日(一部は4月1日)。異動規模は過去最大だった昨年より16人少なかった。一線署長は全19署のうち15署長が交代する。
組織改編では、サイバー犯罪への対応を強化するため、4月1日に県警本部長直轄の「サイバー対策センター」を新設する。宇都宮市野沢町の機動センター内に設置し、既存の部に属さない独立した組織とし、40〜50人体制で業務に当たる。
また交流サイト(SNS)を通じて闇バイトの募集などを行う匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」に対して戦略的な取り締まりを強化するため、組織犯罪対策1課の特殊詐欺事件捜査室を改編し、「匿名・流動型犯罪グループ対策室」を設置する。
女性警視は今回新たに2人が昇格し、計3人となった。
警部補以下の警察官らの2次異動は14日内示、28日発令(一部は4月1日発令)。警察職員らの3次異動は14日内示、4月1日に発令する。