県庁15階の展望ロビーから宇都宮市内をながめる体験居住参加者(宇都宮市提供)

 【宇都宮】市内への移住体験ができる市の「みや暮らし体験事業」で、都内からの移住を検討している2組が27日までに、移住体験を終えた。2パターンのスタイルから、それぞれ「都市型」と「自然型」を選択し、ともに好意的な感想を寄せた。

 同事業は東京圏1都3県の住民を対象とし、10月に募集を開始した。これまでに6件の申し込み・相談があった。市中心部に近い集合住宅(2DK)か、日光市との市境に近い篠井ニュータウン内のモデルハウス(4LDK)のどちらかを選び体験居住してもらう。生活体験ツアーも個々の要望に沿って行う。

 「自然型」を選んだ杉並区の夫婦は、26日から1泊。会社員の夫(47)は「朝に散策すると、地域の人にあいさつされた」と笑顔を見せた。パートの妻(35)は「子育て施設を案内してもらい、環境の充実を実感した」と話した。2人は子育てを念頭に移住を検討しており、「宇都宮に住む決意が固まった」と口をそろえた。

 「都市型」を選んだ都内西部の40歳代の夫婦は、23日から3泊した。市の担当者によると「都内の生活水準を保てると分かった」と話し、移住に前向きだったという。

 実施は12月28日まで。市政策審議室は「移住後の生活がイメージできるよう、オーダーメードを意識し行う」としている。