9日に栃木県佐野市赤見町のエイジェック佐野野球場で開催される、名字のプライドをかけた戦い「佐藤の日イベント 佐藤VS鈴木 草野球大会」を前に、市は6日、出場選手の入団会見を市役所で開いた。
全国最多の名字を誇る佐藤の由来は、市ゆかりの武将藤原秀郷(ふじわらのひでさと)の子孫を表す「佐野の藤原」から変じたとの説がある。市は2020年に「佐藤の会」を発足、毎年3月10日を佐藤の日としてイベントを実施してきた。
今年は名字数2位の「鈴木」とプライドをかけた草野球大会を開催。選手は全国各地から約90人の応募があり、厳正な審査を経て各チーム15人ずつ選抜した。
入団会見では代表選手の佐野市、管理栄養士佐藤沙織(さとうさおり)さん(48)と宇都宮市、教員鈴木剛(すずきつよし)さん(52)がイベントのために特別に作られたユニホームを着て登壇。佐藤さんは中学時代にソフトボール部に所属し、鈴木さんは高校時代に甲子園出場経験があるという。
佐藤さんは「佐野市で開催するということは、ホームゲームでもあるので絶対に負けられない」、鈴木さんは「全国約180万人の鈴木さんから選ばれた精鋭たちと一緒に勝ちたい」と意気込みを語った。
試合開始は午後0時45分。観戦無料。