小山市役所

 【小山】市は7日、4月1日付の人事異動を内示した。

 係長級以上で昇格のみなどを除いた実質異動者数は、2024年度より63人多い207人。部長級には新たに7人が昇任した。保健福祉部の子ども子育て支援関連課を市教育委員会に統合するなど大規模な組織改編に伴い、近年では最大規模となった。

 新任部長では、保健福祉部長兼統括保健師に福原円(ふくはらまどか)同部次長、産業観光部長に鈴木応幸(すずきまさゆき)農政課長、都市整備部長に長浜真弘(ながはままさひろ)農村整備課長が就任。教委の生涯学習部長には篠原正(しのはらただし)総合政策部次長が昇任した。

 部長級は3人増の15人となり、このうち女性は1人増の5人。係長級以上の女性は1・8ポイント増の31・9%となる。

 教委への「こども未来部」新設を含めて組織を見直し、子ども子育て政策の取り組みを強化。長期指針「田園環境都市おやまビジョン」で掲げる「すべての市民のウェルビーイング(より良い暮らし)実現」に向け、市全体で持続可能なまちづくりを推進するための体制を目指した。

 総職員数は24年度当初の1221人より増員となるとなる見通し。