【那須塩原】さまざまな貝を紹介する企画展「きれいな貝のふしぎな話」が4月6日まで、三島5丁目の那須野が原博物館で開かれている。
県立博物館の地域移動博物館と共催の企画で、海のない県内にも生息している貝についてさらに知ってもらうのが狙い。
会場では、食べられる貝や模様や色が美しい貝など四つのテーマの展示スペースで、国内外のさまざまな貝計約650点を生態や標本などで展示している。
美しい貝の展示では、桃色の貝殻を持つミカンイモや、透き通った緑色に見えるアオミオカタニシなどを紹介。来館者は並べられた色とりどりの貝に目を奪われていた。
大田原市城山、パート従業員榎本志都賀(えのもとしずか)さん(47)は「これだけ多くの種類の貝を見たことがなかったので驚いた」。高橋慶伍(たかはしけいご)学芸員(28)は「貝は身近な生き物だが注目されることは少ない。魅力や面白さを感じてほしい」と話した。
(問)那須野が原博物館0287・36・0949。