大人に代わって日常的に家事や家族の世話をする若者への理解を促進する「とちぎヤングケアラーフェスティバル」が2月下旬、JR宇都宮駅東口の交流拠点施設ライトキューブ宇都宮で開かれた。県が主催し、約100人が来場した。子どもの頃、妹の面倒を見ていた時期があるお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の徳井健太(とくいけんた)さん(44)が講演。「ヤングケアラーは自覚がない子がほとんど。周囲の大人たちは、諦めずにおせっかいを焼くべきだ」と呼びかけた。

ヤングケアラーだった経験を踏まえ、講演する徳井さん
徳井さんは千葉県出身で、両親と6歳離れた妹と暮らしていた。小学6年の時、父が単身赴任になったのを機に、母は心の病を患った。ひきこもり状態になり、炊事や洗濯などは徳井さんが担当していた。
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