点字ブロックへの理解や視覚障害者への配慮を呼びかけるポスターとうちわ

 18日の「点字ブロックの日」に向け、県立盲学校と同校PTAは14日までに、点字ブロックへの理解や視覚障害者への配慮を促すポスター430枚を作製し、県内の学校や自治体、駅などに配布した。

 同校によると、点字ブロックの日は1967年3月18日、岡山県立岡山盲学校付近の交差点に初めて点字ブロックが敷設されたことを記念し、制定された。

 栃木県立盲学校とPTAは毎年啓発ポスターを作製。本年度は秋に初めて啓発用のうちわ千枚も作った。今回のポスターは黄色の点字ブロックで「STOP」の文字を表現し、点字ブロックの上に物を置いたり、立ち止まったりしないよう訴えている。同校教員と保護者がデザインを考え、宇都宮メディア・アーツ専門学校(宇都宮市)の生徒が原画を制作した。

 県立盲学校は「いまだに点字ブロックに物を置いたり、立ち止まったりする人がいる。視覚障害者の安全な歩行を妨げないよう、配慮をしてほしい」と呼びかけた。