小中高校生を対象とした「とちぎお仕事体験フェスタ2025」(夢発見プロジェクト主催)が16日、JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮で開かれた。会場にはパティシエや整備士、動物看護師などさまざまな体験コーナーが設けられ、約1600人の来場者でにぎわった。
同フェスタは、子どもたちに将来の夢を持つきっかけにしてもらおうと、今回初めて開催された。TBC学院の職員有志を中心にプロジェクトを立ち上げ、同学院の各校から学生や教職員約190人がスタッフとして協力した。
会場には福祉や情報処理、幼児教育など18分野の職業体験コーナーを設置。カクテルを作るバーテンダー体験や、仮想現実(VR)技術を用いた仮想空間(メタバース)体験など多彩なプログラムが用意され、来場した子どもたちを楽しませた。
専用の工具を使ったタイヤ交換作業を体験した鹿沼市南摩小1年の金井旺介(かないおうすけ)さん(7)は「車の下にもぐったりできて楽しかった。来年も参加したい」とにっこり。益子小5年の田中(たなか)まどかさん(11)は「福祉や看護師などの体験を通し、仕事への新たな気付きがあった。スクールカウンセラーになる夢があるけど、他の職業にも興味を持ちました」と話していた。