テープカットをする関係者ら

 【栃木】JR小山駅周辺と北関東自動車道都賀インターチェンジ(IC)を結ぶ県道の都市計画道路小山栃木都賀線の大宮町工区の工事が完了しこのほど、同工区内で開通式が行われた。式後の9日午後3時に供用が開始された。

 開通したのは平柳町東口交差点から南へ1・2キロの区間。片側1車線で、両側に歩道を備えている。

 同工区の事業費は約36億円で、2014年度に着手していた。開通により、都賀ICへのアクセス性向上や、市中心部の渋滞緩和が見込めるという。

 開通式には、福田富一(ふくだとみかず)知事や大川秀子(おおかわひでこ)市長らが出席。福田知事は「交通渋滞の緩和や歩行者の安全確保に加え、地域産業の活性化が図られる」などとあいさつした。その後、大勢の地域住民が見守る中、関係者によるテープカットと通り初めが行われた。

 小山栃木都賀線は全長16・4キロで、同工区南側の今泉町工区、小山市の卒島工区などで整備が進んでいる。