講師の大沼さん(左)と史料に目を凝らす参加者

黒羽・川西地区公民館で開かれた大関和を学ぶ歴史講演会

展示された史料。自筆の手紙(上)の中央部分には「白(舶)来のイチゴ舎利別御見舞として進呈」の文が読み取れる

講師の大沼さん(左)と史料に目を凝らす参加者 黒羽・川西地区公民館で開かれた大関和を学ぶ歴史講演会 展示された史料。自筆の手紙(上)の中央部分には「白(舶)来のイチゴ舎利別御見舞として進呈」の文が読み取れる

 【大田原】2026年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」の主人公のモチーフで、日本近代看護の先駆者大関和(おおぜきちか)(1858~1932年、旧黒羽町出身)の業績を学ぶ歴史講演会がこのほど、大関ゆかりの黒羽地区で開かれた。

 講師を務めた郷土史家大沼美雄(おおぬまよしお)さん(67)=那須塩原市=は今月下旬にも同地区で同様の講演を行う他、以降も多数の依頼を受けており“引く手あまた”の状態だ。放送開始まで1年ほどあるが、「日本のナイチンゲール」の実像を知りたいと地元は熱を帯び始めている。