宇都宮市は24日、ベトナムから11日に帰国した市内の1歳男児がはしか(麻疹)に感染したと発表した。県内ではしか患者が確認されたのは2019年以来となる。
市によると、男児は予防接種を受けておらずベトナムで発熱。帰国後の12日に市内のクリニックを受診し、13日に発疹症状が現れた。市内の病院で抗体検査を行ったところ、24日にはしかと診断された。現在は回復に向かっている。
クリニックや病院の受診時は自家用車を利用したが、21日に市内の保育所を利用したという。市は男児が訪れた施設で健康観察などを呼びかけており「発熱や発疹があった時は速やかに医療機関を受診してほしい」と注意を促している。