佐野市町谷町の「万葉自然公園かたくりの里」で、カタクリが見頃を迎えた。

山の斜面を薄紫色に彩るカタクリ=25日正午、佐野市町谷町
同公園は佐野、栃木両市にまたがる三毳山(みかもやま)の北斜面にあり、約1・5ヘクタールの群生地に約150万本のカタクリが自生する。佐野市観光協会によると今年は2、3月の寒さのため例年より約1週間遅く見頃となった。今月末まで楽しめるという。
好天に恵まれた25日は、県内外から多くの来園者が訪れ、斜面一面に咲く薄紫色の花を遊歩道から眺めたり、写真を撮ったりしていた。友人と来た茨城県坂東市岩井、主婦山田外志枝(やまだとしえ)さん(76)は「群生して咲くカタクリは想像以上で見事ですね」と話していた。
(河野光吉)