会見後に二子山親方と握手を交わす三田(左)=26日午前11時25分、大阪市のエディオンアリーナ大阪

新十両の決意を語る三田=大阪市のエディオンアリーナ大阪

会見後に二子山親方と握手を交わす三田(左)=26日午前11時25分、大阪市のエディオンアリーナ大阪 新十両の決意を語る三田=大阪市のエディオンアリーナ大阪

 日本相撲協会は26日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で夏場所(5月11日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、大田原市出身で黒羽高出の三田(23)=本名三田大生(みたたいき)、二子山部屋=の新十両昇進を決めた。本県出身力士としては春場所の若ノ勝(宇都宮市出身)に続き2場所連続で、43人目の関取誕生となった。

 二子山親方(元大関雅山)も同席した記者会見で三田は「正式に決まるまではそわそわしていたがうれしい。勝つことだけを意識して2桁勝利、優勝争いに絡めるように頑張る」と来場所への決意を語った。

 三田は昨年の秋場所で、幕下最下位格付け出しで初土俵を踏んだ。デビュー後は一度も負け越すことなく、23日に千秋楽を迎えた春場所は西幕下4枚目で5勝2敗の好成績。所要4場所で関取へと駆け上がり、黒羽高出身者では初となった。

家族、恩師ら「さらなる飛躍を」

 三田の新十両昇進に父で若草中相撲部監督の尚紀(なおのり)さん(48)は「すんなり決めてくれて良かった」と安堵(あんど)する。