那須町湯本で2017年3月、登山講習会中だった大田原高山岳部の生徒7人と教諭1人が死亡した雪崩事故は27日、発生から8年となった。事故現場の斜面を望む同所、小丸山園地展望台の献花台などには早朝から遺族、同校の元山岳部員、地元住民らが訪れ、思い思いに手を合わせた。

雪に覆われた雪崩事故現場を望む献花台で手を合わせる人たち=27日午前11時、那須町湯本
この日、現場周辺は積雪による冷気と強い日差しの暖かさが入り交じった。
午前8時前。亡くなった浅井譲(あさいゆずる)さん=当時(17)=の父慎二(しんじ)さん(55)が献花台を訪れ、花を手向けた。事故後、毎月のように現場近くを訪れる。「譲がここにいるような気がするので」。
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