関東自動車(宇都宮市)が2024年12月、重度の障害があり人工呼吸器を着けた車いすの男性に対し、「安全上の不安」を理由に路線バスの利用を控えるよう伝えていたことが28日までに、同社などへの取材で分かった。同社は男性の家族や支援者との話し合いを経て、今年2月末に男性の乗車を受け入れた。事実上の乗車拒否ともとれる要請について同社は「勉強不足だった。社員教育に取り組む」としている。

運転手(右)が設置したスロープでバスに乗り込む稲生さん(中央)とヘルパー=3月中旬、宇都宮市
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